煙草とキス





「へえ!すごいバンドなんだね?」



「あったりまえじゃん!」





快斗の言葉に


悠二さんは驚きの声を上げた。



対抗して、ひかりさんも声を上げる。






「も~、澪ちゃん嬉しいでしょ?」




なんて、ひかりさんはあたしに笑顔を向けてきた。




「……はい、かなり」


「だよねっ!いいなぁ~」







そりゃあ、嬉しいよ?




快斗の長年の夢が叶うわけだし…


あたしの誇りにもなる。



嬉しくないわけがないじゃん。









でも……




誰も分からないんだろうな。






快斗は嬉しくても


あたしは不安になる、この気持ち……










< 258 / 280 >

この作品をシェア

pagetop