煙草とキス
「てっきり知ってるかと思ったよ。だってほら、ボーカルとは……知り合いだろ?」
「いや、俺はもう繋がってないんで」
快斗がすぐにそう答えると、高尾さんはなんだか
ばつが悪そうにあたしを見る。
その目が
すごく嫌だった。
快斗とメイの過去
高尾さんは知ってるんでしょ?
どうしてそんな目であたしを見るの?
再会した快斗の隣に居るのが
メイじゃないから?
元カノの話はしちゃいけないから?
そんな気遣いされる方が
よっぽど悲しい。辛い。
嫌だよ─────