ロールキャベツくんと残念美人女子のその後。
ピンチの始まり
楽しかった夏休みも終わりがけになり、
あたしは隆裕の夏休みの生徒会活動を待つ時間、
宿題を終わらせていく。
数学は基礎を叩き込まれてて本当によかったと思う。
「…問題は古典かぁ」
意味不明な問題の羅列に多少泣きそうになる。
もう本当に時間はないのに…
「大体昔の人の文学勉強して何になるんだか…」
呟いた瞬間、空教室のエアコンが切れる音がした。
「罰当たりなこと言ったから…!?」