ロールキャベツくんと残念美人女子のその後。
花束



ファッションショーって、


だって………


「うん、…わかった。行くよ」


「生徒会行ってくるね」




と、ダッシュで後ろから何かが来るのがわかった。




「クソ赤坂ぁあああぁ!」


咄嗟に振り返ると、七海はものすごい勢いで背中にアタックをした。



「え、ちょ…ちょ、七海!?」



「…………アンタもう、彼氏してる資格ないわ」



シーンとした教室に七海の声が聞こえる。




「わたしバカだから赤坂が何考えてるのか、
何したいかなんてわかんないよ。」



隆裕は驚いたように七海をみつめた。




「…秋穂に暫く近付かないで」



「……」



隆裕は黙って七海を見つめる。



「傷つけといて何が彼氏なの?」






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