ロールキャベツくんと残念美人女子のその後。




「あたし関係なく隆裕のこと好きじゃん、そうだよね」



えっ、って驚いたように声だす。



「ちょ、そういう不意討ちやめよう秋穂」




下を向く隆裕。




「何が不意討ち…」



触れるだけのキス。





「秋穂が言ったのとおんなじこと」





そう言うのと同時にチャイムが鳴った。



「さ、急ぐよ」



二人で走って階段を駆けていく。



我ながら冷静になって顔が熱くなる。





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