盲目少女と人斬り集団


以蔵『閑梛、お腹空いた、、、』


ぐぅぅっとお腹を鳴らす以蔵

此処は食事処じゃないっての、、、


閑梛『武市先生は?また会合??』


武市『いや、此処にいるぞ、、、』


ふわぁっと後ろから抱かれる
このほんのりと甘い香りは武市先生しかいない


閑梛『貴方も来たんですか、、、』


武市『あぁ、将来の嫁を見に来たんだ、
いくら夏海と言えど男だ、変なことをされていないか心配で、、、』


夏海『なんだって?半平太、、、』


私、いつから貴方の未来の嫁に??と思っていたら
黒い気配を纏った夏海先生が部屋へ入ってくるのがわかった。
きっと、笑顔だろうな、黒い、、、


あ、説明し忘れました。
夏海先生と武市先生はご友人です。



武市『お、夏海、、、診断は終わったかい?桂、、、』


武市は私をゆっくり離すと
扉の方へ行く


閑梛『診断??え?桂さん、どこか悪いの!?』

近くにいた以蔵の腕を掴むと問い掛ける


桂『閑梛さん、私は大丈夫ですよ』

不意に聞こえた桂さんの声

閑梛『桂さん…!!』

以蔵から離れるとくるっと後ろを向き
桂さんの気配のする方へ走り
そして強く抱き付いた


桂『心配掛けて申し訳御座いません。』

桂さんは私を強く抱き締める
私は首を振り桂さんの胸板に顔を埋める

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