俺様生徒会長
………そんな奴と葵は付き合ってる……。

アイツはなんでよりによってあんな奴と……。


「ま、まあ、単なるウワサだ。本当じゃないかもしれないだろ?」

俺の気持ちを察してくれたのか、那岐はそう言ってくれた。


「そう……だよな…。」


だが、このことは葵に早めに言っといた方がいいかもしれない。


「あ、次私と神谷くんの番みたい。行こう?」

「あ……おう。」


靴を履いて立ち、早乙女と集合場所まで歩いて行く。


「今から俺らが出る種目なんだ?」

「スウェーデンリレー。これで私たちの午前の種目は終わり。」

「終わり?」

「そう。でも私たちは放送などの生徒会の仕事があるからね。まだまだ休めないよ~。」


あ~、そうか、まだ仕事あるんだよな。


まあ、午後は河合らと交代するからまだマしか。

集合場所に着き、自分たちの場所へ行った。

約10経ち、走る準備をする。


スウェーデンが始まった。



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