Wlof系男子×傷物少女
それらは全て姉弟の両親から与えられたものだ。
教育に必要なことらしい。
姉弟の親は別に子供を嫌っているわけではない。暴力を振るっているつもりもない。ただいい子に育てようという熱心な気持ちが多すぎるだけ。
そしてそれが、どこか決定的に狂っているだけなのだ。
両親にとっては拳も身近な物体も、鞭にバット、炙った針やたばこの火も。全て優秀な子供を育てるのに教育として必要なもの。言い換えれば愛の深さ。
深い愛情を受けて、姉弟の体には沢山のその印が残る。
いくら薬を塗っても消えなくなった痕も一つや二つではない。


まだ小学生の姉弟には耐え難い現実。


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