他人の彼氏
廊下を通り
突き当たりの扉を開くと

一人暮らしとは思えない広さの部屋に


所々に女性を伺わせるような物が
目に付く。


「俺も準備すっから
そこら辺座っとき」


とは言われたものの・・・


何ていうか・・・・

あまり家にいないのか
生活感がない部屋に


座らないまま
部屋を見渡してしまってる自分。



「どうした?
あー、散らかってるか?」


「そ、そんな
めっそうもないです・・・」


「みみは持って行く荷物
まとめたのか?」


「え?あ・・・はい。
い、今からまとめます」


そうだった。

私も一緒に行くんだった。





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