他人の彼氏
面倒な事、到来。
そんな事があった翌日の早朝。

黒崎伸治が言っていた

   面倒な事


の意味が理解できた。


そう、早朝7時過ぎ・・・


凄い勢いで玄関のチャイムと
ドアを叩く音で起こされ


黒崎伸治と共に
玄関の扉を開けると



「おはよう?」


楓さんの姿があり・・・


「あんた、何しでかしたわけ!?」


怒り爆発の様子で
室内へと入ってくると


「もうじき
あのババアが着くって」



「あぁ・・・予想はしてたし。
親父は?」



「父さんは知らないけど・・・
ババアから電話きたからさ・・・」



「何時頃来るって?」



「あと1時間くらいじゃない?」


「はぁ、面倒くせぇ・・・
だいたい、言う事予想つくしな」


「どうせ金でしょ?金」


「あぁ、だろうな・・・
どうすっかな・・・」


唖然としながら
2人の会話を聞いてる私に


「居候ちゃんは・・・
何も心配しなくていいから。
どうせ、このバカが招いた結果なんだし
一緒にいるって事は
もう、こいつと一緒にいるって
決めてんでしょ?」


ゆっくり頷くと


「なら、ちゃんと
ろくでもない親を持った私達の現実を見とくべきだしね。
まぁ、どんな事なのかすぐ分かるよ」


そう私に言う、楓さんからの言葉は

言われた通り

やよいさんのお母さん・・・

黒崎伸治と楓さんの継母でもある人物に会って

どういうことなのか

すぐ分かった。






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