他人の彼氏
結局、起き上がる気力もないまま

私は、黒崎伸治の腕の中で

深い眠りについた。




ピンポーンッ




そんな深い眠りを
妨げるほどのインターフォンの音に目が覚め、隣に寝ている黒崎伸治を揺さぶり起こし


「ねぇ・・・誰か来てるよ・・・?」


こんな夜中に来客人という

恐怖すら感じる状況・・・。



「はぁ?何時だよ・・・」


「12時過ぎくらい・・・」


「酔っ払いじゃねぇの?
無視しとけ」



そう言うけれど・・・・



ピンポーン・・・・



1分ごとに鳴らされるチャイム

酔っ払いとは

到底思えず・・・。





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