かくれんぼ

１章

一通のメールを受信しました…。

【1日目】7：00 ― 中岡 優花（ ﾅｶｵｶﾕｳｶ ）


ピリリリリリ…ッッ
ピリリリリリ…ッッ

「…るさいなぁ…っ……」

ピリリリリリ…ッッ

「もうっ！」ﾊﾞｼｯ…

朝は苦手だ。
それなのに朝っぱらからメールが来てもちろんイライラする。

「誰だよ……あ、彩佳か…」

現代。
コンピューター機器等が普及し
一人一台ケータイを持っていることなんて、不思議なことではないこの時代。

私も他の人と変わらず
自分用のケータイを持っている。

スマホやiPhoneやガラパゴスケータイ
またはタブレットタイプのパソコン。
Wiiや3DS等のゲーム機器。

沢山の情報を簡単に手に入れることのできるインターネット。

便利な世の中だけど。

一体どれだけの情報がここ日本に流れているかは数知れず…
便利になりすぎてむしろ怖いくらい。

ピピッ…

「これでよし！」

私。優花の親友である彩佳は
ケータイ依存症。

ケータイを肌身離さず持っている。

スマホ等が普及し、アプリケーションと呼ばれるモノをインストールすれば、簡単にゲームができたり、喋ることができる。

彩佳はアプリをインストールして、いつも誰かとメールをしている状態。