生徒会の恋愛事情


「1年C組の早阪光唆です。
昨日に生徒会の事を知ったってぐらい何も分かっていませんが、足引っ張らないように頑張ります。
宜しくお願いします。」


そしてあたしの番が来た。


「1年A組の平井沙羅です。
生徒会の事だけじゃなくて、学校の事も殆ど知りませんが、精一杯頑張りたいです。
宜しくお願いします。」


こんな短い挨拶なのに、すっごく緊張した。


生徒会に入るって自分で決めたのに、今更ながら入る資格があるのかなって思ってしまう。


先輩達は皆賢そうで、しかも美男美女ばっかり。

そりゃ、生徒会の仕事をする上で顔は関係ないと思うけど、己の普通さが辛い。


そんな中、神崎会長が話を始める。


「改めまして、宜しくお願い致します。
ではとりあえず…見回りの当番を決めましょうか。」


見回り?



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