生徒会の恋愛事情


「敬語…ですか?」


神崎会長は言った傍から直っていない。


「はい。
その…落ち着かないと言いましょうか。
あたしは神崎会長よりも年下で、会長と新人役員って関係ですし…あたしが使うのは当然なんですけど、使われると何だか…」


「すいません。
癖でそうしてました。
これからは使わないようにしま…使わないようにするよ。」


「ありがとうございます。」


癖で敬語を使うなんて、どんな生活をしているのか気になったけど、ここは聞かない事にした。


聞くのも失礼かなって思ったから。


「僕からも1つお願いしていいかな?」


「はい!」



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