アニサーコンチェルト♪【番外編】~オレが守るヤツは1人しかいねぇけどっ?!なにかっ?!~
「じゃ! みなさん行きますよっ!」
先陣を切って事務所のドアを開けたのは、
香坂マネージャー
「まずは、バスに乗って駅に行き、それから電車です!」
な、なんか張り切ってんなー、香坂マネージャー
彼女に続いて
事務所を出てバス停まで歩く
すると
後ろから、カシャカシャとシャッター音が響く
あ…
そうだった、密着なんだった…
「先輩、さっきのかったる顔、撮られたかも、っすね」
小声で、ニヤリとし勝哉が言う
やべ…気ぬけねぇ…
バス停に着き、しばらくするとバスが来た
乗り込んで、思い思いの席に座った
平日の昼間だから、バスの乗客も少なく
チラリと顔を見られはするが、
特に、気が付かれる様子もなく駅に着いた
駅に着けば、さすがに人が多い
「切符買ってきますから、ちょっと待っててくださいね」
香坂マネージャーが、切符売場へと向かった
4人で固まって待っているせいか、
改札を出入りする人々がチラチラとオレらを見ていく
遠巻きで、若い女性が立ち止まってコソコソ囁きながら
見てるようになってきた…
「はい、みなさん、コレ」
切符を買って戻ってきた香坂マネージャーが一人一人に渡す
「じゃ、行きますよ! もうすぐ乗る電車きますから急いでください!」
バスガイドのように、オレらを引率した香坂マネージャーに着いていく
こんな状態も、めったに経験できないから意外と面白くなってきた