無愛想な彼に胸キュン中
ドキドキ、ソワソワ。
さっきからあたしは落ち着かない。
だって……。
「澪、おはよー」
「あっ、お、おはよう、唯」
待っていた人物に話しかけられて、
心臓が飛び出そうになった。
「え?なに、澪。どうしたの?」
「へっ?……あ、えっと……」
うーん。今、言うべきだよね?
あたしは深呼吸をしてから口を開いた。
「あのね、実はあたし青葉と……」
「「きゃあー!!!」」
え……?
あたしの声は、
女の子達の黄色い悲鳴に遮られた。
な、な、なに?何事!?