無愛想な彼に胸キュン中




なんだか緊張してきた。
今さらだけど、どうしよう……。



玄関の扉を開けようとして、青葉が振り返った。



「……なぁ」



「な、なに?」



いきなりびっくりするじゃん!




「母さんになに言われても、無視しろよ」



「えっ?」



母さん?



灯りがともっている家は、誰かがいるんだと教えてくれている。



……あ、そ、そりゃそうか。



家にいるよね、お母さん。



クリスマスなんだし。



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