無愛想な彼に胸キュン中
中3のある日だった、蜜のいじめが発覚したのは。
女達からの醜いいじめは、俺と付き合ったことで始まった。
最初は平気だと言っていた蜜も次第に笑顔が消えていって。
だから俺が守っていこうと決めた。
なのに、気づけば蜜は俺の前から姿を消していた。
「もうあたしは大丈夫。だから、ずっと一緒にいてくれるよね?」
それから少しして、蜜が転校したことを知った。
俺のせいで学校にいられなくなったんだと思った。だから――……。