無愛想な彼に胸キュン中





「なぁ」



「なに!?」



「俺に関わんな」




怒りに拳を握りしめていたあたしは、
青葉を見た。




俺に関わんな?




「どの口がそんなこと言ってんのよ」



「は?」



「あたし、あんたを助けたんだけど」





昨日の恩を忘れたなんて言わせないから!




「頼んでねぇって言ったじゃん」





はぁ、とため息をついて青葉は首に手をおく。




< 37 / 405 >

この作品をシェア

pagetop