無愛想な彼に胸キュン中





あたし、何してたんだろ。
相手の気持ちも考えないで。



……最悪だよ。




「おい、聞いてんの……」



「ごめん!」




とっさにあたしは頭を下げた。




「え?」



「あんたのこと何も考えないで口挟んだりして。自分のことしか考えてなかった!」



「は?」



「最低だった。本当にごめん!じゃああたし行くから!」



「えっ、おい……」




ちょっと驚いた声だったけど、青葉の
表情も見ずにあたしは教室を飛び出した。




最悪、最悪、最悪!!


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