無愛想な彼に胸キュン中



「な、流、待って……」



ベランダからお姫さまだっこでベッドに下ろされたあたしは、パニック寸前。



「だめ、待てない」



「待てないって……」



「澪は、いやなの?俺にキスしてほしくない?」



「え……」




キスしてほしくないわけじゃない。



むしろ流とのキスは、優しくてとろけそうで……。



だけど、恥ずかしいよ。



< 402 / 405 >

この作品をシェア

pagetop