俺様の熟した恋の実~10years~
恋の実は実ります



【涼雅side】



羽音とは今まで通りに仲直りはしたものの、前ほどくっついたりしてない。


そんなビミョーな関係のまま夏休み突入~。


蒸し暑くて我慢できない俺は、部屋のクーラーをガンガン下げる。


暑い……暑い!


8月も末になると残暑どころじゃない。


普通に真夏。


床にねっころがった時に、羽音がちょうど部屋に入って来た。


「うわぁっ!涼雅…!」

「おっ、羽音。……あ、今日はピンクだ」

「変態なんだからっ」


ちょうど羽音の白いワンピースの中が見えただけで……。


頬をピンクに染めて後ろを向いてしまう。


なんてかわいいんだ、俺の羽音。


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