Secretな関係




「もう一回…目…閉じて?」


「…うん?」


なんだろう?


もうすぐ頂上と言うところでそう言われ、もう一度目を閉じる。



少し裕也が近づいている気配がする。


まだ開けちゃだめなのかな?


なんて思っていたとき、裕也の手が私の肩に添えられる。

ほんの一瞬…ほんとに少しだけ唇にあたたかいものが当たった。


驚き目を開けると、照れた顔をする裕也。


今度は私から。

裕也の方にぐっと体を寄せ今度はもう少し長いキスをした。


観覧車の頂上で私たちは二回キスをした。
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