とけていく…
「あ、来たか」

「また一緒だったぞ」

 涼がそう言うと、雄介はまたいつものように白い歯を見せて笑った。

「またホモ疑惑が出ちゃうな、涼」

「いい迷惑だ」

「いや、俺、お前ならイケるかも…」

 すかさず、涼は雄介の額に拳を飛ばす。

「気持ち悪いことゆーなっ」

「だいたいな、お前みたいな草食系がそばにいるから、俺がお前を食ってる、みたいなことになるんだよー だから、諦めろ」

「あほかっ」

 漫才のようなやり取りに、彼らの周りにいた友人たちは笑っていたが、そんな彼らを見る女子の目は白かった。

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