俺とバスケと幼馴染

Story1-追憶-

気付いた時からバスケ一本な俺、当麻彰。


きっかけはバスケの試合を実際生で見たことかな。


スポーツ観戦の好きな父さんに連れてかれて、社会人リーグの試合を見た時の衝撃。


まだあの時は５歳かそこらだったけどはっきり覚えてる。


大歓声の体育館の中を縦横に駆け巡り、華麗にプレーする選手達。


「お兄ちゃん達かっこいいなぁ」


幼心にそう見えて、あんな風になりたいな何て思った。



その帰りに父さんにねだってバスケットボールも買って貰ったっけな。



それから毎日暇さえあればボールで遊んで、選手達の真似事何かもしてた。


最初はボールだけだったけど、その内に父さんが小さいゴールも買ってくれて夢中でシュート何かもやったもんだ。