最低で構わないから~好きと言えずに時間は流れる~
ここでは説明はしづらく、とりあえず井ノ原さんを外へ連れ出す。



「何やねん!」



「何でいきなり関西弁;;」



「しゃーない。関西出地やし、今は店の外やから」



…どんな理屈よ;;

私が腕を引っ張った事により、乱れた襟元を直す井ノ原さん。

偉そうな感じで、ムカつくのにやっぱりカッコいい。

それがまた癪に障るなんて、私も小さい人間なのかな。

や、多少の自覚はあったけど。
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