十六夜館で会いましょう
序章

招待状

先月会社をクビになった。
私の名前は桜木美咲。
何をやってもどんくさい私。
1年働いたが何をやっても失敗ばかりする私は先月会社から解雇通知が来た。
私は実家に戻り家事手伝いをしていた。
そんな時、私宛に一通の手紙が届いた。
真っ黒な封筒に真っ黒の便箋。
金のインクで書かれた字。
かなり怪しい。
ましてや友達とはメールをして連絡をとりあうのにこんな悪趣味な手紙を送ってくるはずがない。
破り捨てようかと思ったがとりあえず中を確認した。

桜木美咲様
突然の手紙申し訳ありません。
昔あなたに助けていただいた者です。
私は今ちょっとしたアパートを管理しています。

しかし、事情により管理が難しくなりました。
そこで美咲様に私の代わりに管理していただきたいのです。

仕事の内容は簡単です。
詳しくは同封の書類をご覧ください。
見学に来るだけでも構いません。

良い返事をお待ちしてます。
十六夜館 管理人
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