時を越え、君を知る。

3.巡る









――…


「おい、起きろよ。」
「…、」
「珍しいな、お前が授業中に寝るなんて!」


鞄を片手に、だるそうにして突っ立っている友人を眺める。


「ああ…、懐かしい夢を見たんだ。」
「夢ェ? どんな夢だよ。」
「まあ、いろいろな。」


* * * * *


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