好きだったよ、ずっと。【完】
「璃香が運命の女なら、また付き合えるさ」



「うわ、キモッ」



春夜があまりにも気持ち悪いことを言うから、つい本音が漏れた。



「お前なぁ…。俺は失恋して傷付いてんだけど?」



「あー、そうだね。じゃぁ、今度会った時わたしの胸で泣くといいよ」



「え、その小さな胸で?」



「あのねぇ…!!はぁ…、まぁ思ったより元気そうで良かったわ。あ、木本さんちゃんと送り届けたから。彼女すごく心配してたよ」



「あー、悪かったな。月曜日、会った時謝っておくよ」



「うん、じゃぁ…」



話も終わり、わたしが切ろうとした時。



「なぁ、朱里。俺のとこ、来ないか?」



「は、い…?」



何を言っているのか、全然分からなかった。
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