好きだったよ、ずっと。【完】
「そうだ、璃香。俺が朱里と付き合うわけないだろ。俺はずっと璃香のことが好きで、忘れられないんだよ。一年前あんなこと言って別れたけど、俺はずっとお前のことを想っていたんだ」



「春夜…」



「俺が今、こいつを抱き寄せたのは歩けなくなるくらい飲んだからで仕方なく、だ。好きで抱き寄せるわけないだろ」



……、なにそれ。



仕方なく、だったんだ。



「全く、可愛い女が酔っぱらうのは良いけど、朱里が酔ってもな。男は、みんな引くだろ」



そうなんだ、わたしが酔ったら引くんだ。



「へぇ。春夜は、そう思ってたんだ」



「え?」



もう、嫌だ。こんな奴。



「ごめんなさいね、可愛くもないのに酔っぱらって。以後、気を付けますので」



「あ、いや、朱里…」



ふざけんな。



「だったらもう、資料室であんなことやめてもらえますか」



抱きしめたりなんかしないでよ!!
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