sweet wolf





春樹が席を立ち上がった。

それと同時に鳴る予鈴。

まるで、狼の会議の終わりに合わせて鳴ったとでもいうほどのタイミングに驚きを隠せない。

思った以上に狼の力は大きいのかもしれない。




狼のメンバーのほとんどは席を立ち、いそいそとドアから出ていく。

そして、狼という身分を隠して、ドアの外では一生徒として生活するのだ。




残された生徒は、授業に出る気もないような不良ばかりで。

彼らは楽しそうな笑みを浮かべながらあたしを見ていた。





< 108 / 312 >

この作品をシェア

pagetop