sweet wolf




美里に何か話そうとしたが、人生終わったと言わんばかりの顔であたしを見ているものだから、反論する気さえ失せた。





「まっ、大宮でも狼でも、あたしには関係ないもんね」




気を取り直して、新たな一歩を踏み出す。




何度転んでも、起き上がるのがあたしだから。

だから、嫌な奴には絶対負けない。

あたしは絶対、高校生活を楽しむんだから!!



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