sweet wolf





……え?





つられて周りを見回した。




捉えられている、二十人ほどの狼。

その周りにいる、金属バッドを持った金獅子。

あたしたちの周りにも、いつの間にか金獅子がいて。

金獅子だけでも三十人近くはいるだろう。

こいつらに、蓮一人で立ち向かうだなんて。





「卑怯だ!」




思わず声を上げると、




「俺たち一人では大宮に勝てねぇ。

ここを使わねぇとな」




そう言ってブリーチは、空っぽのように見える頭を指さした。




「金獅子にはお前が必要だ。

学園のはぐれ者、大宮。

ここで金獅子となるか

……屈するか」



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