蘭王の秘密
遼「想像はしてたけど、以外と辛いな。好きな奴に、こうゆうこと、されると…。でも、俺は嬉しいよ。咲蘭が感情をぶつけてくれる事は。」

遼は、もしかして、死んでたかもしんないというのに、優しい笑顔を見せていってくる。

もしかして、遼だったら……。

でも、私には大切な人を作るわけにはいかない。

晴翔を二度も苦しめ、さらには死にまで追いやってしまったのだから。

晴翔が、気にしなくてもいいと言っても、私は気にする。


咲「怪我。」

思わず言葉を出してしまった。
遼の身体は見るからに痛々しい。


私が原因なのに。

遼「大丈夫だ!これくらい。殺る時もこれくらいなる。」

咲「全国No.2の総長なのに、怪我すんの?」

私はかなり素っ気ない態度で聞いてると思う。

遼「蘭王と殺る事になった時はもしかしたら、もっと、怪我してるかもな。」

咲「りょ…りょう。弱っ!ッハ」

遼「あっ!咲蘭。笑ってる。」

咲「笑えるんだ…。」

遼「でも、よかった。咲蘭が無事で。」

遼は、優しい笑顔を見せて優しく、私を抱きしめてくれた。

咲「遼、怪我、痛くないの?」

遼「大丈夫。これくらいなら。多分!」

咲「多分って。」

私は今、普通に笑えてる。

目の前にいる、遼のおかげで。





そんな、私と遼のやり取りをドアからこっそり、家族が覗いてる事を知らずに…。
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