エンドレス・ストーリー1
麗<我は清らかな姫である。我の頼みを聞いて欲しい。邪悪なものに囚われし、ものを解放したまえ>






その時だった。






周囲に熱風がほとばしった。







ハヤテはそれを見越していたのだろう。








即座に窓を開け、風を呼び出した。







そうしなければ、一瞬で死ぬほどの熱風だった。







煙が舞う。







ハヤテ<とりあえず、大丈夫?>






健斗<ナイスフォロー。ハヤテ>






桐花<玲は無事なのよね~>






玲<防御の幻術を使いましたわ>






リン<わたしたち死んでたかもしれない>







ハヤテ<喋るな>







ハヤテは唐突に言った。









健斗<ハヤテ?どうしたの?>







ハヤテ<サラのお出ましだ>








ハヤテが呟くと同時に、








煙が消えた。
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