光の巫女

 もう、何度こうして倒れたのだろう?

 
 けれど、周りの人は絶対に”未熟だから”とか、”そんな資格がないからだ”と、攻めたりしない。

 
 ましてや、心配ばかり掛けてしまって、申し訳ない。


「菖蒲ちゃん、気分はどう?阿紺の結界で、少しは楽になったと思うけど・・・」


 言われてみれば、なんだか暖かい。ふわふわしていて、心地良い。


「大丈夫です。うかうかと寝てもいられません・・・ 九尾の結界が・・・」
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