光の巫女

「それは良い事を聞きました。貴方には、先日の借りがありますからね・・・返すなら今しかないということだ・・・」


「誰かと思えば・・・ 九尾になりきれない、落ちこぼれの狐じゃないか。また、やられにきたわけ?」


「強がりを・・・ 式神を使役できない封魔師など、我々の敵ではありません。
さぁ、光巫女をこちらへ渡していただきましょうか」


 一歩、柊花が前に出る。


 それと同時に、銃の引き金が引かれる。


「悪いけど、彼女を渡すわけにはいかないんだよね。邪魔する奴は・・・死んでもらう」


< 289 / 333 >

この作品をシェア

pagetop