総長からの「愛してる」Ⅱ
ドサッ
何も抵抗ができないまま、九識敦がベッドの上の私に馬乗りになる。
この光景、大嫌いだ。
私が “女” として売っていた頃と同じ光景。
下からでしか男を見上げられない、支配されたような感覚。
「なんでだと思う?」
「昴……。」
「そう。あいつはなんで裏切れたんだと思う?
大切であるはずの仲間を、あいつは躊躇なく裏切った。」
「そんなの、嘘よ……!」
昴を見ても、無表情のまま私を見ている。
なんで。
なんで、龍嵐を……廉也を裏切ったの?
「……仲間だと、思えなかったからだ。」