虹のソラ
「そ、颯太って・・・さ。」
「ん?」
・・・っ。照れちゃった、あたし。コエがこんなに低くて、しかも顔を覗き込んでいた。
「す・・・きなひぃ~・・・と・・・い、いるのっ!?」
「いねぇーよ。それで?」
ガーン・・・。あたしの人生、終わった!完全に終わった!
「なっなんでもない・・・。それだけ。」
「あっそ。」
進級して早々・・・てか、これから担任決まるのにっ!
失恋?えっ?失恋なの?

只今 1回目の失恋。
でも、立ち直るのは早く、『いつか振り向かせてやる』って・・・誓った。
でっでも!博樹が、あぁ言ってたしなー。
嘘ついてるなーとか思ってたら、ふたりっきりのジカンは終わってしまった。
でもっ☆体育館まで、一緒にレッツゴーッ!
かと思ったら・・・
「いねぇーじゃんッッッッ!」
鞄を地面に叩きつけた。
ちょっと傷がついてしまった。

「好未ちゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁんっ!」
体育館につくと、走って、柚羽ちゃんが来た。
足は速く、ちゃんとしていて、勉強はできて、思っていることをちゃんといえて、可愛くて、性格は明るい柚羽ちゃんをあたしは尊敬できる。
いいとこは、たっくさんある!!いいなぁ・・・あたしなんて、悪いとこしかないな、たぶん。。。

「柚羽ちゃんっ!担任ダレだと思う?」
「うぅ~ん・・・。あたしは、有賀センセイがいいな♪」
「あたしもっ・・・。」
「だよねーっ!」
「内田センセイもいいと思うけどねっ。」
「うんっ!“槌亀”以外ならいいっ☆」
皆 そう思ってるよ、うん、うん。。。
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