体操座りと救世主
一番後ろの席に座っていたおかげで、誰もこちらを見ていなかったのが救いだ。
ヨネもナカヤンも、俺と戸上の顔を見比べて不安そうにしている。
「ガイダンス終わったら、ちょっと話そうか。」
戸上は小さく頷き、俺の前に座った。
ガイダンス中、戸上は机の下から俺の方に手を伸ばし、ずっと俺のズボンを掴んでいた。
ガイダンスの内容は何も頭に入らない。
俺だけじゃなくて、3人も先生の話なんて全然聞いてないみたいだった。