体操座りと救世主

「ここに置いて。」

「おん。」

荷物を置いて、俺たちは部室を出た。

愛ちゃんがドアに鍵をかけていると、背が高い男2人に声をかけられた。

「あ、谷川ちゃんー。持ってきてくれたん?ありがとー。」

「ごめんな手伝えんくて。重かったやろ?」

「先輩。大丈夫です。この子が手伝ってくれました。」

この2人は先輩らしい。

「そうか。ありがとーありがとー。」

頭をぐちゃぐちゃ撫でられた。

「谷川ちゃん、部室使うけん鍵貸して。」

「あ、はい。」

「ありがとうなー。」

先輩に挨拶してその場をあとにした。

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