リミットラブ
自分の家に着いたころは、土砂降りになったときだった。
びしょ濡れの自分より、ギターの心配をするあたし。
「…はぁ…なによ、この天気」
天気予報は外れなかったじゃない。良かったわね。なんて言えるわけない。
天井を見上げると、目の前には目が回りそうな木目の模様が描かれている。
螺旋のように…。
出口が分からないような…。
「…さっきのは夢だったのかな…」
夢じゃないことくらい分かっているのに、夢だと思いたくなる。
でも、夢のような出来事は、またやってくるのだった…。