美形生徒会長様をハントせよ!
「いやいやいや。無いな、それは」

「何がないんですか?」

「!!」

突然渚の声が聞こえた。

「はろはろかいちょー。走って来ちゃいました、てへ☆」

振り返ると、風呂上がり何だろう。髪が濡れていて、洗面器を持ち、首にタオルを巻いて、火照った顔をして、走ってきたからだろうか。浴衣が少しはだけている渚が。



「!おま、ちょっ、え…」

ろ、い……!

こいつわざとか?…なわけねぇな。素だな。素だったら逆にこえー。


「?おまちょえ?流行語?」


今のは、不意打ち。

…コレは無しだろ…。


「おまちょえ!斬新でいいネ!」
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