Snow Love. ~大好きなキミへ~


愛花ちゃんはなぜか顔を赤くしながら、


「うわっ……。ここに天使がいる……」


とか、何かよく分からないことを呟いている。


「あはは……っ」


私と光莉ちゃんは、そんな愛花ちゃんを見て笑う。


………いつの間にか、3人ともが目尻を下げて優しく笑っていた。


それはまるで、日だまりに包まれた太陽のようで。


───今はまだ、このままでいい。


愛花ちゃんのくれる、不器用な優しさ。
光莉ちゃんのくれる、穏やかな愛情。


そして……優くんがくれる、泣きたいくらいに愛しい幸せ。


今この瞬間が、私にとって何よりの宝物だから。


何も変える必要はない。


このささやかな幸せは、これからもずっと続いてく。


“どうか、変わらないでいて”


この時、確かにそう願ったのに……
どうしてなんだろうね。


恋がこんなにもつらいなら、キミとなんて出会いたくなかったよ───。



< 107 / 353 >

この作品をシェア

pagetop