Snow Love. ~大好きなキミへ~
意を決して後ろを振り返ると、そこにはやっぱり………
「相田、先輩……」
優くんの幼なじみの、相田先輩が立っていた。
相田先輩は腕を組み、教室のドアにもたれかかり、私を睨みつけるような目でこっちを見ていた。
私の中に緊張が走る。
「ちょっと、話があるんだけど」
体勢を崩さず、そう一言だけ発した先輩。
私は先輩から目を逸らし、光莉ちゃんと愛花ちゃんに目を向ける。
「……ごめんね?今日は先に帰ってくれるかな?」
「え、でも……」
「大丈夫だから。………お願い、今日は先に帰ってて」
愛花ちゃんはきっと、何かを感じとったのだろう。
心配そうな表情を浮かべる光莉ちゃんの手を取り、
「じゃあ、また明日ね」
そう残して、教室を出て行った。