Snow Love. ~大好きなキミへ~


意を決して後ろを振り返ると、そこにはやっぱり………


「相田、先輩……」


優くんの幼なじみの、相田先輩が立っていた。


相田先輩は腕を組み、教室のドアにもたれかかり、私を睨みつけるような目でこっちを見ていた。


私の中に緊張が走る。


「ちょっと、話があるんだけど」


体勢を崩さず、そう一言だけ発した先輩。


私は先輩から目を逸らし、光莉ちゃんと愛花ちゃんに目を向ける。


「……ごめんね?今日は先に帰ってくれるかな?」

「え、でも……」

「大丈夫だから。………お願い、今日は先に帰ってて」


愛花ちゃんはきっと、何かを感じとったのだろう。


心配そうな表情を浮かべる光莉ちゃんの手を取り、


「じゃあ、また明日ね」


そう残して、教室を出て行った。





< 109 / 353 >

この作品をシェア

pagetop