Snow Love. ~大好きなキミへ~
その笑顔がやけに切なくて、儚くて。
気付けば私は百合に歩み寄り、そっと百合の体を抱きしめていた。
「一人で何でも抱え込むな。私も優妃も百合のそばにいるから」
私の想いが伝わったのか、肩を小刻みに揺らして泣き始めた百合。
もっと強く、百合の華奢な体を抱きしめた。
優妃も……強く優しさに溢れた眼差しで百合を見つめ、そっと頭を撫でていた。
───私はこの時、確かに思ったんだ。
これからも百合のそばにいたい。
百合が全てを吐き出せる場所が、ここであってほしい。
そう、強く思った。
でも私は……百合の本当の苦しみをまだ知らなかったんだ。
ねぇ、神様。
もうこれ以上、百合を苦しめないでよ…。