Snow Love. ~大好きなキミへ~
赤色を少し薄めたような、そんな空の下を優妃とふたりで並んで歩く。
いつもは百合も一緒だから、優妃とふたりだけなのが少しおかしく感じる。
「そういえばさ………」
「ん?」
私の問いかけに、優妃は優しい笑みを浮かべた。
少し歩くペースが落ちた私に合わせて、
優妃も自然に歩調を合わせてくれる。
「最近…百合の様子、おかしくない?」
「え?」
「い、いや……その、あのね。百合、前より笑わなくなったな…って。私の勘違いならいいんだけどね」
少し深く考えこんで、優妃は口にした。
「確かに言われてみれば、笑う回数は減ってるかもな。なんか笑ってても、ぎこちない笑顔だったりするよな」
「やっぱり…優妃もそう思う?」
「ああ」
そう、百合はあまり笑わなくなった。