Snow Love. ~大好きなキミへ~
教室から少し離れた階段の隅。
そこが、私たちの待ち合わせ場所。
「お、やっときた。なんか、すっげー久しぶりな感じするな!」
「遅くなってごめんね。久しぶり!」
私を見て立ち上がった優くんに、私は笑顔を向ける。
「おう、久しぶり!」
優くんも同じように、笑い返してくれた。
こんな風に面と向かって話すのは、1ヶ月ぶり。
1ヶ月ぶりに向けられた優くんの笑顔は、とても愛しくて大切で、なんだかすごく眩しかった。
「あのね、優くん」
「ん?」
「私、光莉ちゃんと愛花ちゃんに、お母さんのことちゃんと話せたんだよ」
「え?」
「今までずっと逃げてたけど、この前、ようやく話せた」
優くんの顔をまっすぐ見つめながらそう話すと、優くんはもっともっと笑顔になって、私の頭を優しく撫でてくれた。