【完】君ノート
私は急いでプリントに文字を書く。
〔でも、やっぱり悪いよ!〕
「悪くないって!なんか言われたら俺のせいにしとけ」
ははっと笑う沢田くんに、もう何も言い返せなかった。
私みたいな浮いてるやつにとって、沢田くんみたいな存在には助けられる。
私が困るのを分かってて、こう言ってくれてるんだもんね。
だから、言い返すのはやめた。
「ははっ。ごめんな?勝手に決めて。
でも、木崎がこんくらい強く言わないと遠慮するから」
口元が柔らかく笑ってる。
この人の優しさが伝わってくる。