嗤うケダモノ
弐
ココからは、RPGテイストでお楽しみクダサイ。
放送室に向かって走る日向の前に、柔道部員×3が現れた!
「木崎日向ぁぁぁぁぁ!
話を聞いてくれぇぇぇぇぇ!」
「サーセンっっっ!
退きやがってクダサーイ!!」
そんなモンに構っている暇はない日向は、先頭に立つ柔道部員に金的キックを繰り出した!
ドゴっ
「ゥグっ?!」
「「部長?!」」
「き… 木崎… 悪かった…
全力で応援すると… 久我に…
つ… 伝え… ガクッ」
「「部長ぉぉぉぉぉ!!」」
ハイ、ウザい。
日向は柔道部員を撃退した!
放送室に向かって階段を駆け上がる日向の背後から、女子×多数がバックアタックだ!
「木崎さぁぁん! 待って!
話を聞いてぇぇぇぇぇ!」
コレは困った。
女子に金的キックなんて手荒な真似はできない。
てか、そもそも金的を装備していない。
さぁ、どーする?
眉を顰めた日向が、肩越しにチラリと振り返った!